目八譜抄略

図譜(Icon)

昭和同定録(黒田)

同定
43. 口黒碪
 桃子形。背赭褐色にして黄褐色横文首鼻の辺にあり。背正中大横文一文字貝に似たり。相房海辺より産す。
 
現行と全く同じであるから省略する。 クチグロキヌタ
44. 八丈宝
 大きさ三寸前後の者にして八丈島より多産す。故に名付けたるならん。屋久島よりも多産す。
現行と全く同じであるから省略する。 これも沢山の貝が描かれている。啓蒙(本草綱目啓蒙?)の引用として、「臨産の婦人これを持つときは産しやすしと云故にこやすがひと呼ぶ」とある。
45. 屋久島宝
 屋久島の産也。八丈島よりも産す。世俗八丈宝の牡なりといえども別種のものと見ゆ。
現行と全く同じであるから省略する。 ヤクシマダカラ。
ホソヤクシマの様な図もある。
46. 星宝
 大きさ、寸余むより三寸余に至る。大型のもの稀。
現行と全く同じであるから省略する。 ホシダカラ。
47. 西洋宝 ○蛇の目宝
 大きさ二寸余。和蘭の産なりと云う。故あって今、予の庫中にあり。
 
ジャノメダカラ。(舶来種の謂?) ジャノメダカラ。
オランダの産と間違えている。おそらくは沖縄あたりからオランダ人が持ち込んだもの。