目八譜抄略

図譜(Icon)

昭和同定録(黒田)

同定
13. 櫻貝子 ○花弁貝子、○琉球貝子
 相州三崎の産のものも模様は琉球産と同じで形を異にするのみ。
 
 
Monetaria. 6図中上部の3は略々 annulus ハナビラダカラで、下部の2乃至3は moneta キイロダカラ。 ハナビラダカラ、キイロダカラ。フシダカキイロダカラも見られ沖縄からの貝と思われる。三浦三崎産は老成せず形が違うことを記述。
14. 棗貝子
 棗実形の故にこの名を付ける。殻薄く、頭に小渦有り。背は朱黒色にして頭鼻褐色。
 
Erronea . ナツメモドキ(?)、5図中3図には側点を描く[ナツメダカラ、ナツメモドキには此の特徴は無い] オミナエシダカラ、ナシジダカラ、ハナマルユキ未成貝、シボリダカラ未成貝
15. 恵貝 ○虎皮紋貝
 棗実形にして背肌淡紫色、朱褐色横文虎皮の如く、三文有り。
Erronea teres. 他に2異型含まれる。 エダカラ、ナツメモドキの未成貝、スソムラサキダカラ、
16. 餘 貝氏
 桃子形、肌褐色にして雪白色の大小星紋が乱れ散る。首鼻唇口の内まで雪白色。
ヨブ(?)(貝扁に氏旁、恐らく誤写であろう)
カノコダカラ
カノコダカラ
17. 網代貝子
 桃子形、背鈍褐色にして淡青色或いは白色の網代目の如き横文三条有り、唇腹紅黄色にして両唇朱褐色細星点乱行に有り。
Erronea ziczac アジロダカラ
18. 西洋貝子
 翁面形。殻厚く頭広く鼻に至り狭く、甲は高くなく、頭疣の如く凸凹四つある。首尾唇至るまで雪白色、背淡青色斑文が眼口の如し。
キイロダカラの矮型面状を呈したもの、即ちmonetoides Iredale.  舶来種を意としたものであろうか(?) フシダカキイロダカラ