宮古島でヤナギシボリダカラの打上を多く拾うことが出来たので、計測を行った。 |
方法 | ||
採集地 | 宮古島 | |
採集法 | 打上貝 | |
測定法・測定項目 |
結果及び考察
測定結果
採集日
(Coll. Date) 個体数
(N) 殻高(L)mm 伸張度(L/W) 扁平度(H/W) Mean SD Max Min Mean SD Mean SD '04.5. 140 27.7 5.18 45.4 17.0 1.84 0.071 0.83 0.024
殻長 : (size) |
殻長は、最大45.4mm、最小17.0mm、平均27.7mm、標準偏差5.18であった。 左図の分布を見ると前2報の個体群と同じく、正規分布とは見えず、幾つかの個体群からなるように見える。飛び抜けて大きな個体が出現するこの種の特徴が良く出ている。 |
伸長度: (L/W) |
伸長度 最小1.69、 最大2.07、平均1.84、標準偏差0.071で、平均値では差がないものの個体によるバラツキが大きかった。 |
扁平度: (H/W) |
最小0.75、最大0.94、平均0.83、標準偏差0.024であった。 こちらの値も、個体のバラツキが大きかった。 |
写真 | ここでも個体の変異幅は大きく、いわゆる褄黒からそうでないものまで様々なタイプが見られる。両端の着色の有無による分類には無理が有る様だ。 |
あとがき |
宮古島ではヤナギシボリダカラの打上が数多く見つかります。しかし、和歌山でもそうでしたが生体はなかなか見つかりません。小さい貝ならばこれも分かるのですが、大きな個体もあるのに見つからないのが不思議です。 |