今回は御前崎で拾った打ち上げ殻について測定した。
方法 | ||
採集日 | 2002年2月-2004年5月 | |
採集地 | 静岡県・御前崎 | |
採集法 | 打ち上げ殻 | |
測定法・測定項目 |
結果及び考察
測定結果
(N) |
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(%) |
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139 |
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採集個体 |
ここでは両側がよく膨れた個体が多い。 |
写真 | |
1.サイズ (Size) |
殻長 最大28.8mm、最小15.7mm、平均22.9mm、標準偏差2.63であった。
この値は、三浦半島より大きく、最大今までの中で最大であった。 |
2.伸長度 (elongate) |
最大1.63、最小1.28、平均1.46、標準偏差0.067であった。 |
3.扁平度 (depress) |
最大0.82、最小0.68、平均0.77、標準偏差0.028であった。 |
4.歯の数 (teeth) |
内唇歯数は、12-19個(平均15.1個)、外唇歯数は、13-20個(平均16.1個)であった。 |
5.若貝 (subadult) |
未成貝は、139個中5個(3.6%)であった。 |
あとがき
御前崎では、まだ生体を見ていませんが、海岸からの観察では生息数も多く、生息環境も特殊のように思われます。ここの個体は、中央でプックリとふくらんだものが多く、それが伸張度(L/W)、扁平度(H/W)に影響しているように見えます。このような殻形態の変異が遺伝的なものか、環境のせいかに興味を惹かれます。