御前崎には度々訪れていたが、他の種に目が行き、つい採集するのを忘れていた。今回、多くの打上を拾うことが出来たので測定した。 |
方法 | ||
採集日(Coll. Date) | 2001年12月〜2004年5月 | |
採集地(Location) | 御前崎(Omaezaki) | |
採集法 | 打上貝を拾う。(Beached) | |
測定法・測定項目 |
結果及び考察
測定結果
採集日
(Coll. Date) |
個体数
(N) |
殻高(L)mm
|
伸張度(L/W)
|
扁平度(H/W)
|
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Mean
|
SD
|
Max
|
Min
|
Mean
|
SD
|
Mean
|
SD
|
||
'01.12〜'04.5.
|
150
|
16.1
|
1.80
|
20.2
|
11.9
|
1.63
|
0.051
|
0.81
|
0.018
|
1.サイズ(L) size |
最大20.2mm、最小11.9mm、平均16.1mm、標準偏差1.80と房総・三浦半島の個体群とほぼ同じ大きさであった。 |
2.伸長度(L/W) elongate | 最大1.73、最小1.48、平均1.63、標準偏差0.051であった。 |
3.扁平度(H/W) depressed |
最大0.85、最小0.76、平均0.81、標準偏差0.018であった。 |
あとがき チャイロキヌタは房総・三浦半島では打上で多く見られますが、その他の地域では数が減り、採集に行く回数も少ないこともあってデータとして残すだけの個体数を拾うことが困難です。そんななか、所用の途中御前崎に寄る回数が増え、充分なサンプルを得ることが出来ました。ここの個体群は形態的には三浦・房総のものと同じでしたが、カミスジダカラの混りかたが少ない様に感じます。 ここでは今までに20種のタカラガイを確認していますが、これからもっと数が増えていくだろうと期待しています。 |