日本産タカラガイ

 日本産タカラガイは、淤見(1998)によると88種とされています。その後、池田(VENUS 1998)による新種、ユメダカラガイ(夢宝貝)の発表、淤見によるハワイクチムラサキダカラ(ちりぼたん 1999)、ハモンドダカラ(ちりぼたん 2000)の生息確認もあり、現在は90種以上と考えられます。

 本来タカラガイは、南北緯度30度以内の暖かい海が主棲息域ですが、日本は九州南部でも30度線の北に位置し、房総半島南端では35度にも達しています。このような地理的悪条件の中、紀伊半島南西部で71種、相模湾でも46種と多種のタカラガイが生息しているのは黒潮系暖流の影響と考えられております(淤見)。

 しかし、この黒潮は強さ、流れの方向を常に変えており、その影響で種類、生息数が年によって大きく変化することも観察されています。また、低水温によるものと思われる各種の変異などもコレクターにとって興味深いところです。

 このコーナーは、「日本産タカラガイ総目録」(淤見、みたまき 1998)に従い纏めてみました。この「総目録」は、Lorenz & Hubert (1993)を下敷きとしながらも独自の観点からの分類がされており、又、従来混乱していた和名の変更もなされるなど、私のようなアマチュアには大変参考になるものです。
 尚、ここの写真は、産地が日本産と確認出来た標本のみを使用しました。その為、まだ数も少ないですし、質の悪い打上殻も混じっていることをお断りしておきます。
又幾つかの写真は、タカラガイ愛好家の方々からの提供も受けております。この場を借りて御礼申し上げます。


今後も新しい標本、良い標本の入手、写真提供を受けた時に追加・変更をして行きたいと考えておりますのでよろしくお願いします。

ご注意:ここのコーナーの写真は、提供していただいた方に版権が有ります。